■日時:2016/6/10(金)14:00~
■会場:エクセルシオール 山武(千葉県山武市)
■参加者:入居者・近隣の住民・スタッフなど 約50名
■演者:
・橘亭 カレーぱん
「金明竹」
骨董店で小僧と妻が店番をしていると、上方の男がやって来た。
早口で難解な上方弁で一気にまくしたてられ、何を言っているのか全く理解できず、とんちんかんな解釈をする…。
・平家 まつえい
「蝦蟇の油」
その昔、縁日などでは口上とともに物を売る姿が多く見られた。
中でも調子のいい口上でふんぞり返っていたのは、蝦蟇の油売りだ。
ところが手にした売上げで大酒を飲んでしまった彼は、べろべろに酔ったまま商売をはじめた…。
■当日の様子
梅雨の合間の快晴の日。九十九里浜のすぐ側、海風が気持ち良くそそぐエクセルシオール山武にて、出張落語会を開催しました。入居されている方とあわせて、近隣の方もご招待頂き、会場いっぱいのお客様に、学生たちは少々緊張ぎみ。開演前、会場は学生たちの登場をワクワクと待ちわびている様子でした。
一番手は、橘亭カレーぱんくんの披露する「金明竹」という噺。小僧と妻が店番をしていると、上方者らしき男がやってきました。早口で難解な上方弁で、何を言っているのか全く理解できず、とんちんかんな解釈をするという滑稽なお話です。関西に住んでいたこともあるというカレーぱんくんにとって、上方弁はお手の物。テンポのいい上方弁の長台詞に、思わずお客様は聞き入っていました。
次の平家まつえいさんが披露したのは「蝦蟇の油」という、傷・腫物何でも治すという薬売りのお話です。見事な口上を演じ、お客様を引き込みます。後半は儲けた金で酒を飲み、べろっべろに酔っ払った男を熱演しました。可愛らしい容姿とはギャップのあるダイナミックな演技で、「それはもう、本当に酔っ払っているようにしか見えません!」酔っぱらって、まさかの英語バージョンの口上に、会場には笑いが生まれます。大盛況のまま、幕を閉じました。
落語会の後、お茶会にも参加させて頂きました。茶道の先生が立ててくれた抹茶とお菓子を美味しく頂きました。先生に作法も教えて頂くという貴重な経験に、学生達は緊張しつつも楽しんでいました。エクセルシオール山武の皆さんから、たくさんのおもてなしを受け、温かい気持ちになる一日でした。