活動報告

エクセルシオール西国分寺【出張落語会】

■日時:2018/5/17(木)14:00~15:00

■会場:エクセルシオール西国分寺(東京都国分寺市)

■参加者:入居者、スタッフ約40名

■演者:
・奏家 風車
「寿限無」
生まれた子供におめでたい名前をつけようと、ご隠居さんに相談しに行く。 しかし、縁起の良い言葉を全部つなげて、とんでもなく長い名前になってしまい…。

・富士見亭 雑煮 
「初天神」
父が天満宮に参拝に出かけようとしたが、女房に生意気な息子・金坊も一緒に連れて行けと言われ断るも、金坊にせがまれ、しぶしぶ一緒に出かけることに。天満宮へ向かう道中も着いてからも金坊に振り回され…。

・雛菊亭 桔梗
「悋気の独楽」
ある旦那が夜に出かけて行って帰らない日が続く。他の女の家へ行っていると勘付いたお内儀さんは定吉にあとをつけさせます。お内儀さんの独楽、旦那の独楽、愛人の独楽。3つの独楽を回し、旦那の独楽が愛人の独楽に当たれば、その晩は愛人の家へ。お内儀さんの独楽に当たれば自分の家へ。そんな占い遊びが流行していた江戸時代のお噺…。

・田町家 ほ八
「茗荷宿」
ある飛脚が100両の大金を運んでいる道中、日も暮れかかり、「茗荷宿」という宿を見つけ泊まることに。100両を忘れて置いていくよう企てた宿の夫婦は食べると物を忘れてしまうという迷信のある茗荷をたくさん食べさせるが…。

■当日の様子
初夏の日差しを感じる日。エクセルシオール西国分寺にて落語会を開催しました。

1番手、風車さんが披露した「寿限無」は、枕で観客の心をつかみ、長い名前を付けられた寿限無の名前を連呼するくだりで大いに笑いを誘いました。

2番手の雑煮君の「初天神」は生意気な息子・金坊に振り回される父親の姿を描き、親子の会話が微笑ましい落語。

しゃべりだけでなく、見せ場の団子を食べるシーンでは、会場を拍手で沸かせました。

3番手は本日唯一の4年生、桔梗さんの「悋気の独楽」。旦那をめぐり、やきもち妬きのお内儀さんとお妾さんの水面下の戦いを口演。

艶やかなお妾さんとお内儀さんを演じ分ける見事な落語でした。

3つの独楽を使った占い遊びの描写もテンポ良く楽しげでした。

トリを務めたのは、「茗荷宿」を演じた、ほ八さん。飛脚が運ぶ100両を、どうにか置いて忘れさせようと企む夫婦のドタバタをコミカルに演じました。

ほ八さん考案の茗荷料理が次々と登場し、料理を食べる仕草でお客さんを魅了。

会場は大盛況で幕を閉じました。

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