■日時:2017/5/17(水)14:00~
■会場:エクセルシオール八千代台 食堂(千葉県千葉市)
■参加者:入居者・スタッフ 約40名
■演者・演目:
・す亭 ごおるど
「やかん」
八五郎はご隠居の処に行き、思いつくまま色々なモノの名前の由来を聞きまくる。問われたご隠居は、本当は知らないのに、妙なこじつけをして答えたが、「やかん」の由来を聞かれて…。
・奏家 風車
「辰巳の辻占」
若旦那が女を身請けしようと思い立ち、叔父に相談したところ女の本心を探れと言われる。「友達と喧嘩になり殺してしまい川に身を投げる」と嘘をつき、一緒に心中してくれるかどうか、早速女のところへ行き、心中をもちかけると…。
・二代目 地獄家 独眼鉄
「六尺棒」
道楽息子が夜中に帰ると、父親が門を締め切って開けてくれない。そこで親父に取り入って何とか家に入れてもらおうとするが…。
■当日の様子:
エクセルシオール八千代台様では、様々な催しを行っており、今回の出張落語会は5月のイベントとしてご依頼をいただきました。
今回、参加した学生落語家は全員2年生。フレッシュさあふれる落語会となりました。
「やかん」では、ご隠居の適当な由来が続々と出てきます。「土瓶」は「土でできている瓶」、「茶碗」は「置くとちゃわんとうごかない」と、知ったかぶって答えるがなんだかおかしい。極め付けの「やかん」の由来は、兜の変わりに水沸かしを被り、「矢がカーンッと当たって、やっかーん!」。最後はダジャレというオチに、会場からは笑いと拍手が起こりました。
「辰巳の辻占」で風車さんが演じる若旦那は女にうつつを抜かしたダメ男。死ぬ気のない女が、変わりに石を大きな石を落として身投げしたフリにすっかり騙されて狼狽える男を、上手に演じていました。
「六尺棒」は道楽息子と父親の口論が発展して、父親や六尺棒を振り回す場面があります。父親の六尺棒を避ける姿は、高座から落ちてしまうのではというほどの大きな動きで、その姿に会場も大きな笑いに包まれました。