■日時:2016/9/16(金)13:45~
■会場:厚木市立厚木南公民館 (神奈川県厚木市)
■参加者:地域の高齢者・スタッフなど 約30名
■演者:
・爽風亭 秋葉
「そば清」
清兵衛は、大変なそば好き。そばを何枚食べられるか、という賭けでは負けたことがなかったが、ある日、常連客に50枚への挑戦を持ちかけられ・・・。
・不動坊 歌宴
「初天神」
初天神にせがれの金坊を連れて行くことになった熊五郎。天満宮への道を歩きながら今日はなにもおねだりするな、と金坊に約束させるが…。
初天神‥一年の初め、天神の日に行われる縁日
・外楼 一拝
「黄金の大黒」
長屋の一同に大家から呼び出しがかかった。聞くと大家の子が砂遊びをしている最中に、黄金の大黒さまを掘り出したという。これはめでたいと宴がはじまったが…。
■当日の様子
町内の敬老会の催しの一つとして出張した今回の落語会は、最後まで笑いが絶えない、大盛況の落語会となりました。
一番手「そば清」は細い身体の爽風亭秋葉さんが大食い男、清兵衛を熱演!そばを「ずるずるっ、ずるっ」と江戸っ子らしく、ぱぱっと食べていく姿は見ていて気持ちが良い食べっぷりで、お客さんもすする姿に目を細めて楽しげに見ていました。
二番手、不動坊歌宴さんは江戸時代の神社の縁日が出てくる噺です。「なにもおねだりしない」約束のはずが、自分の息子にうまく丸め込まれ、団子を買う羽目になるシーンでは、団子にかかった蜜を息子に渡す前に父親が散々舐めてしまいます。
扇子を串に見立て、今にも蜜が落ちてしまいそうなところを舌で拭う姿は、本当に甘い蜜が垂れてくるようで、お客さんからも感嘆の声が聞こえるほどでした。
最後に演じた外楼 一拝君はお祝いの場にピッタリの「黄金の大黒」。貧乏長屋の住人のめでたい宴の席でのシーンをコミカルに演じてくれました。特にちょっと抜けている与太郎が登場するシーンでは、外楼君が与太郎の“とぼけた”演技をするたびに会場は大きな笑いが起こっていました。