活動報告

ラヴィーレ入間【出張落語会】

■日時:2016/8/10(水)14:00~

■会場:ラヴィーレ入間 (埼玉県入間市)

■参加者:入居者・スタッフなど 約60名

■演者:
・地獄家 羅刹
「千両みかん」
若旦那が夏の暑さで病となり、「みかんが食べたい」と言う。番頭は江戸の町中探し回るが、真夏のためになかなか見つからない。やっとの思いで見つけたみかんは、なんと千両もすると言われ・・・

・飯喰亭 梅がゆ
「初天神」
初天神にせがれの金坊を連れて行くことになった熊五郎。天満宮への道を歩きながら今日はなにもおねだりするな、と金坊に約束させるが…。
初天神‥一年の初め、天神の日に行われる縁日

・味覚亭 四葉
「動物園」
朝が弱く、力仕事が苦手で、口下手なため、仕事勤めが続かない男。ある日、ぴったりの仕事を世話してもらうことになった。男が着いた現場は、なんと動物園だった…。

・飯喰亭 鯖寿司
「野ざらし」
隅田川での魚釣りの帰りに野ざらしの髑髏(どくろ)を供養したら美しい女幽霊がお礼に来たと聞いた男はすっかりうらやましくなり、自分も女を探しに行こうと強引に釣り竿を借り、向島までやってきたが…。

■当日の様子:
今回で3回目となる会場での落語会は、4人の学生落語家の個性が光る内容でした。

「千両みかん」の地獄家羅刹君は現代風にアレンジされた新鮮な落語と、持ち前の元気さで会場を沸かします。「初天神」を演じた飯喰亭梅がゆ君は、親を負かすほどに口が上手い息子を、声音やしぐさで上手に演じ、会場を温めてくれました。続く味覚亭四葉さんの「動物園」は男が斡旋された仕事が動物園の虎だったという噺。“本物の虎”を演じるため、前足の出し方、歩き方を細かく演じる姿は、本当にそこに虎が存在するようでした。トリで「野ざらし」を披露してくれた飯喰亭鯖寿司君は、出てくるであろう女幽霊を想像しながら、ひとり語りに没頭しはじめる男の滑稽な姿を見事に演じてくれました。

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