活動報告

さくらの郷 唐木田【出張落語会】

■日時:2016/5/11(水)11:00~

■会場:さくらの郷 唐木田 (東京都多摩市)

■参加者:入居者・スタッフなど 約20名

■演者:
・緑月亭 桔梗
「狸賽」
バクチ打ちの男の元に、昼間、悪童にいじめられていたところを助けられた子だぬきが恩返しに来た。
何にでも化けられるというので、男が子だぬきに化けてもらったのは…。

・外楼 一拝
「黄金の大黒」
長屋の一同に大家から呼び出しがかかった。
聞くと大家の子が砂遊びをしている最中に、黄金の大黒さまを掘り出したという。
これはめでたいと宴がはじまったが…。

■当日の様子
一番手の緑月亭桔梗が演じたのは「狸賽」。男は一儲けしようと、当時バクチに使われていたサイコロに化けてもらいます。しかし、あんまり転がすと目が回っちゃう、二は目玉で普通に立っている姿勢で楽だからと転がしても二ばかり出す子だぬきに、男は仕込みだけでも一苦労します。彼女の演じる子だぬきの声は、茶目っ気のあるかわいらしい声で調子が良いことをポンポンと話します。その愛嬌のある声音としぐさに、会場のお客さんも自然と笑顔になっていました。

外楼一拝が演じた「黄金の大黒」は、大家からの急な呼び出しに、家賃の催促と思った長屋の一同がいつ家賃をいれたのか探り出すところから話が始まります。「越して来たときに1回きり」「じいさんの代に1回」「家賃?それもらえるの?」とつぎつぎに出た暴露話のやりとりは会場の笑いを誘っていました。その後の羽織調達、可笑しな口上と、次々に起こる長屋の騒動を軽快なテンポで演じ、爽やかな笑いを皆さんに届けていました。

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