活動報告

太田区立雪谷小学校【食育・出前授業】

■日時:2016/2/1(月)10:40~

■会場:大田区雪谷小学校 多目的教室(東京都大田区)

■参加者: 3年生  約120名

■プログラム:
・落語ってなぁに?
・「姿を変える大豆」の話
・『みそ豆』を聴こう!
・『千両みかん』を聴こう!
・うどんの食文化について学ぼう!
・『時うどん』を聞こう!
・交流給食:うどん・大豆・みかんを味わう

■演者・演目:
・飯喰亭鯖寿司
「みそ豆」
みそ豆の煮え具合を見てくるよう旦那に言われたさだ吉は、つまみ食いをしているところを叱られ、お使いを頼まれる。さだ吉が出かけた隙に、美味しそうなみそ豆を見た旦那は、こっそりと食べようと隠れ場所を探すが…。

「千両みかん」
若旦那が夏の暑さで病となり、「みかんが食べたい」と言う。番頭は江戸の町中探し回るが、真夏のためになかなか見つからない。やっとの思いで見つけたみかんは、なんと千両もすると言われ・・・

・幼稚家恋路
「時うどん」
屋台のうどん屋で、良くしゃべる男がお世辞を言って勘定1文をごまかすところを目の前で見ていた、もう1人のぼーっとした男。「よし、自分もマネしてみよう」と、翌日早めにうどん屋に行くが…。

■当日の様子:

落語を通じて食文化を伝えるという本プロジェクトの意義に興味をお持ちいただき、食育授業の一環として落語会を開催しました。本会ではただ落語に触れてもらうだけでなく、演目の背景にある、江戸庶民の食事情やうどん・大豆に関する食育授業も行い、落語を通じて食文化も教えることができました。

飯喰亭鯖寿司くんの披露した「みそ豆」は、熱々の煮豆を食べるしぐさがコミカルで、オチも華麗に決まり、児童たちは大笑いでした。その次の「千両みかん」は、みかんの“旬”がテーマである落語で、季節にピッタリの演目でした。「時うどん」を披露した幼稚家恋路くんは、風味豊かなだしの味わいやうどんをすするしぐさをダイナミックに表現し、児童たちは想像力をいっぱいに働かせながら、落語に聞き入っている様子でした。

落語会後の給食では、落語に登場した「うどん・大豆・みかん」が給食献立に登場し、学生落語家との交流給食に児童たちは大喜びでした。食文化と落語のつながりを味覚でも学ぶことができる落語会でした。

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