活動報告

イリーゼ昭島【出張落語会】

■日時:2016/1/22(金)14:00~

■会場:イリーゼ昭島 食堂 (東京都昭島市)

■参加者:入居者  約40名

■演者:
・橘亭 カレーぱん
「鍋草履」
芝居小屋の若い男が、注文のあった鍋を幕が下りたらお客へ届けようと、梯子の下に置いて待っていたが…。

・飯喰亭 鯖寿司
「あくび指南」
稽古事の好きな男が「あくび」を習うというのでついていくことになった。さっそくあくびの稽古が始まるのだが…。

・三流亭 紅能
「動物園」
が弱く、力仕事が苦手で、口下手なため、仕事勤めが続かない男。ある日、ぴったりの仕事を世話してもらうことになった。男が着いた現場は、なんと動物園だった…。

・六花亭 空道
「看板のピン」
若い連中がサイコロで博打をしていたが、いまいち盛り上がらない。親分に「博打の親」になって欲しいと頼み、一本勝負が始まるが…。

■当日の様子:
1番手、橘亭カレーぱん君の披露した「鍋草履」という噺には、扇子をお箸替わりに使ってアツアツのお鍋を食べるシーンがあり、「ハフハフッ」とまるで本当に食べているかのような仕草はお見事で、冬の季節にピッタリの演目でした。

2番手飯喰亭鯖寿司君の「あくび指南」は、習い事としてあくびの稽古を受ける噺です。船に揺られながらあくびをするというシーンは、見ているこちらも思わず眠くなってしまいそうなほどでした。

続く「動物園」では、手を前足に見立てて高座の上を練り歩く仕草が本物の動物のようで、お客様は三流亭紅能君扮するライオンの演技に見入っていました。

最後の「看板のピン」は、サイコロ賭博を題材とした噺です。六家亭空道君はひょうきんな男と貫禄のある親分のやりとりを、声音やくるくると表情を変えて見事に演じ分けていました。博打場のシーンは、まるで江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を与えるほどの演技力でした。

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