活動報告

埼玉県志木市・介護老人施設【出張落語会】

■日時:2018/11/26(月)14:00~15:00

■会場:埼玉県志木市・介護老人施設

■参加者:約30名

■演者:
奏家 風車
「猿後家」
ある商家のおかみさん、後姿はよいのだが、前に回ってみると「猿そっくり!」。あまりに言われ続けたことで度々かんしゃくを起こすようになり、店の奥に閉じこもるようになってしまった。そのため、この店では「サル」やそれを連想させる言葉は一切タブー。そんなある日、口が滑った植木屋と大喧嘩になり、おかみさんは機嫌を損ねていた。番頭が頭をかかえていると、幇間持ちで有名な源さんがやってきて……。

二松亭 次朝
「寄合酒」
ある夏の日、金のない男が、皆で酒や酒肴を持ち寄って酒宴を開くことを思いつく。「それはいい考えだ!」と、仲間の男たちはめいめいに、酒や酒肴を持ってくる。しかし集まったのは、的外れなものばかり。酒宴は無事に開催されるのか?!

■当日の様子:
朝夕冷え込む季節となってまいりました11月上旬、埼玉県志木市の介護老人施設にて落語会を開催致しました。

最初に演じた風車さんは「猿後家」を披露。商家のおかみさんと太鼓判持ちの源さんの見事な掛け合いは、来場者を落語の世界へと引き込みました。「猿」と言っても、ごまかし続ける源さんとそれに迫るおかみさん…最後まではらはらさせられる展開は、会場を盛り上げました。

二番手の次朝さんは「寄合酒」を演じました。扇子や手拭いを酒肴に見立て演じる姿は、話の中に出てくる若い男そのもの。次から次へと起こる男たちの予想を超えた言動は、大いに笑いを誘いました。

開演前から会場で多くの方が開演を心待ちにしていたり、「楽しみにしていたの」「よかったわ」などのうれしい言葉を頂いたりと、学生の励みにもなる声をたくさん頂戴しました。何よりも、ご利用者様が、普段あまり出さないという「声」を出して笑う姿や、落語を真剣に聴き入っている様子で、利用者様に大いに喜んで頂ける落語会となりました。

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