■日時:2018/6/ 21(木)13:00~14:30
■会場:西部福祉センター(千葉県我孫子市 )
■対象:地域の高齢者 約40名
■演者:
・田町家ほ八
「新聞記事」
隠居と近所に住む熊五郎がお茶を飲みながら話をしている。そこで隠居が話す冗談を自分も人に話したくなった熊五郎は、友達の家へ行って隠居の冗談を真似しようとするが…。
・雛菊亭桔梗
「権助提灯」
ある風が強く吹く夜。旦那の愛人の心配をした妻は、旦那に様子を見に行った方がいいのでは、と言う。旦那は提灯持ちに権助という田舎者の奉公人を連れて行く。旦那は無事愛人の家にたどり着いたが…。
・飯喰亭梅がゆ
「棒鱈」
料亭で酒を熊五郎と寅吉が飲んでいると、隣の部屋で田舎侍が芸者を大勢呼んで騒いでいる。酒癖の悪い寅吉は、田舎侍にさんざん悪態をつき、ついに…。
■当日の様子
紫陽花がきれいに色づき始めた日。千葉県我孫子市の西部福祉センターにて落語会を開催しました。
最初に「新聞記事」を披露したほ八さん。隠居の話す冗談を真似しようとするも、まったく成功しない熊五郎。言葉をよく知らない熊五郎の失敗を多彩な表情を交えて上手く表現していました。
次に登場した桔梗さんは「権助提灯」を演じました。本妻と愛人の演じ分けに加え、田舎者の権助を上手く演じ分けました。女同士の水面下の争いとそれに翻弄される旦那。旦那を茶化しおどける権助がドタバタ劇を繰り広げ、会場を盛り上げました。
トリを務めたのは梅がゆさん。枕では自身の大学の話をし、来場者の方と距離を縮めたところで、本題の「棒鱈」へと移行。料亭で酔っぱらいの寅吉と田舎侍が喧嘩を始め、徐々にヒートアップ。梅がゆさんの熱演も相まって、会場の熱気も高まりました。コミカルな掛け合いと迫力のある落語で、今回の落語会も大成功の末、終演となりました。
帰り際、来場して下さった方から、「楽しかった」や「上手だった」、「また来て下さい」と声をかけて頂き、学生たちの励みになりました。