活動報告

株式会社ハート 【出張落語会】

■日時:2017/12/4 10:00~

■会場:セレモ京成津田沼駅ホール(津田沼)

■参加者:一般市民 約40名

■演者:
日常 茶飯治
「時うどん」
屋台のうどん屋で、良くしゃべる男がお世辞を言って勘定1文をごまかすところを目の前で見ていた、もう1人のぼーっとした男。「よし、自分もマネしてみよう」と、翌日早めにうどん屋に行くが…。

田町家 巷
「まんじゅう怖い」
暇を持て余した男どもが集まって、嫌いなもの、怖いものを言い合おうとなり、まんじゅうが怖いという男がいた。「あいつ気に食わないから、懲らしめてやろう」と、企みますが…。

・酒乱苦 雑派
「猫の災難」
猫の病気見舞いに特大の鯛をもらって、食べ残りを捨てに行くという人がいて、酒の肴にしようともらった。しかし、この男一文無しで、肝心の酒がない。「今度は、猫が見舞いに酒をもらってくれないかな」なんて考えていると…。

■当日の様子:
冬本番の12月初旬、葬儀場の見学会より出張落語会の依頼を頂き、3名の学生落語家が元気いっぱい古典落語を披露しました。

トップバッターは茶飯治くん。「時うどん」はまさしく寒い冬の日を舞台にした噺で、この季節にピッタリ。熱々のうどんやだしをすするシーンは、観客の心も温めてくれました。うどん屋の屋号を“なべやき屋キンレイ”とアレンジする、機転の利いた企業PRも上手に織り交ぜてくれました。

2人目の巷さんは、「まんじゅう怖い」を披露。怖いものを言い合おうという話になり、「まんじゅう」が怖いという男がいた。寝床にたくさんのまんじゅうを置いて怖がらせてやろうと企むも…まんまと男の思う壺。口では「怖いよ~怖いよ~」と言いながら、まんじゅうを頬張る演技はおかしく、笑いが沸き上がりました。

トリの雑派くんは「猫の災難」を披露し、落語会を締めくくってくれました。酒を飲みシーンが見どころの噺。さすが、高座名に酒と入っているほど、酔っ払いの演技はお見事。酒を飲むたびに、どんどん酔っぱらっていく演技は観客の心をつかみ、会場も思わず酔ってしまいそうでした。お客様にとって孫世代にあたる学生のフレッシュな落語に、笑顔溢れる会となりました。

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