活動報告

荒川病院【出張落語会】

■日時:2017/9/13(水)13:30~

■会場:荒川病院(東京都荒川区)

■参加者:患者様・スタッフ 約30名

■演者:
・田町家 ぴー助
「おすわどん」
最愛の妻に先立たれた大店の亭主は妻の遺言に従い、後妻「おすわ」を迎えた。ある晩、廊下を歩いていると、表から戸を叩く音と「おすわどーん」と呼ぶ、か細い声が聞こえてきて…。

・飯喰亭 おはぎ
「新聞記事」
男が隠居から「天ぷら屋の竹さんが殺されたという記事が、新聞に出ていた」と聞かされます。「天ぷら屋だけに犯人はすぐあげられた」と一杯くわされ、自分も真似をしようとするが…。

・永福亭 灰松
「やかんなめ」
ある日大家の奥様が外出途中で蛇に驚き、持病のシャクが起きてしまった。七転八倒する奥様を前に、オロオロするお供の目にあるものが飛び込んできて…。
シャク…胸や腹が急に痙攣(けいれん)を起こして痛むこと。

■当日の様子:
夏が戻ってきたような9月中旬、荒川病院にて初めての落語会を開催しました。

会場のリハビリ室は入院患者様とスタッフの皆様で超満員となりました。1番手のぴー助さんは演目「おすわどん」に出てくる、亭主に従う女性二人を見事に演じてくれました。おはぎさんの「新聞記事」では、隠居のように話したいが言葉をよく知らない男の姿を多彩な表情を交えて上手く表現していました。トリの「やかんなめ」では奥様の合薬(あいぐすり)のやかんを舐めたいが、外でやかんが見つからず、通りかかった、頭がやかんに似ている武士に頼み込む滑稽話で、武士の頭を舐めるしぐさに会場は大笑いでした。

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