活動報告

634キッズ応援隊ぴょこたん【出張落語会】

■日時:2017/3/8(水)15:00~16:30

■会場:キッズ・プラザ武蔵台 (東京都中野区)

■参加者:小学生  約60名

■演者・演目:
・八百屋 わか(女)
「寿限無」
生まれた子供にめでたい名前をつけようと、和尚さんに相談しに行く。縁起の良い言葉を全部つなげて、とんでもなく長い名前になってしまい…。

・飯喰亭 おはぎ
「つる」
暇つぶしにご隠居の所にやってきた八五郎。話は散髪屋の床の間にあった鶴の掛け軸のことになる。「鶴は日本の名鳥」と言われるのはなぜか?という話題になり…。

・味覚亭 四葉
「動物園」
朝が弱く、力仕事が苦手で、口下手なため、仕事勤めが続かない男。ある日、ぴったりの仕事を世話してもらうことになった。男が着いた現場は、なんと動物園だった…。

・飯喰亭 鯖寿司
「道具屋」
息子が遊んでばかりで働かないと、お母さんが泣いて嘆いている。何か商売をさせようと、叔父さんのやっている道具屋を始めることにするが…。

・幼稚家 恋路
「反対俥」
男が人力車に乗った。とにかくスピードは速いが、運転は生きた心地がしないほど下手。おまけに運転手がそそっかしく、一向に目的地に辿り着かず…。

■当日の様子
3年連続の開催で、キンレイ心染プロジェクトを覚えているという子ども達も多く、開演前からまだかまだかと楽しみに待ってくれている様子でした。一演目は、八百屋わか(女)さんが「寿限無」を披露。寿限無、寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の…と、とんでもなく長い名前に会場は大笑いでした。二演目は、飯喰亭おはぎさんが「つる」を披露。鶴の名前の由来にまつわる噺です。「つーーーる」と、おはぎさんの可愛らしい声に笑顔が生まれます。三演目の味覚亭四葉さんは、3年連続の出演でした。「動物園」という噺は、待遇の良すぎる仕事だと思ったら、まさかの動物園のトラになるという仕事でびっくりです。歩き方がトラそっくりで、会場からはおおっ!と歓声が上がりました。ウマい話には何か裏があるということですね。四演目、飯喰亭鯖寿司くんによる「道具屋」。ろくに仕事もしないで年中ぶらぶらしている道楽男が、おじさんの営む道具屋を手伝うという噺。しかし、どれも使い物にならないようなガラクタばっかりでした。トリは、3年連続出演の幼稚家恋路くんが登場し、「反対俥」を迫真の演技で披露。そそっかしい人力車の運転手のせいで、一向に目的地にたどり着きません。人力車がとんでもないスピードで崖も飛び越えてしまう演技には、会場の盛り上がりと笑いは最高潮。

5人の学生落語家が登場するという豪華版の番表で、大盛況で幕を閉じました。卒業間近の4年生が3人も参加し、キンレイ心染プロジェクト最後の出演となり、いい思い出となりました。

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